Tokyo Crude Drugs Association
●HOME ●入会方法 ●リンク ●サイトマップ ●お問い合わせ

●お花の見頃情報 ●イベント情報 ●新着情報 ●協会概要 ●生薬写真集 ●新常用和漢薬集

新常用和漢薬集

[目次]   [処方一覧]   [用語解説]
名称
 第十七改正日本薬局方 収載
タイソウ   ( 大棗 )
英名 Jujube 生薬ラテン名 ZIZIPHI FRUCTUS
タイソウ
生薬名:タイソウ
ナツメ
植物名:ナツメ
基原 ナツメZiziphus jujuba Miller var. inermis Rehder(Rhamnaceae クロウメモドキ科)の果実。
調製 果実が赤色となる9~10月頃に収穫し、果実を集めて乾燥する。煎剤用には調剤しやすくするため強く乾燥した、いわゆるドライ大棗といわれるものもある。
産地 大部分は中国からの輸入品で、中国の主に河北・河南・山東省で生産される。
性状 楕円球形または広卵形を呈し、長さ2~3 cm、径1~2 cmである。外面は赤褐色で、あらいしわがあるか、または暗灰赤色で細かいしわがあり、いずれもつやがある。両端はややくぼみ、一端に花柱の跡、他端に果柄の跡がある。外果皮は薄く革質で、中果皮は厚く暗灰褐色を呈し、海綿のようで柔らかく、粘着性があり、内果皮は極めて堅く紡錘形で、2室に分かれる。種子は卵円形で偏平である。弱い特異なにおいがあり、味は甘い。 
成分 多量の糖分、中性・酸性多糖類、高濃度のcyclic AMP、トリテルペン、トリテルペンサポニンなど。
選品 新鮮で肥大し、うるおいがあり、甘味が強いものが良品である。
適応 漢方処方用薬:緩和、強壮、利尿、精神安定作用があり、多くの薬方に配合される。
漢方
処方例

桂枝湯類、小柴胡湯(しょうさいことう)
構成生薬のうち、大棗、甘草の組み合わせにより消化器系の虚弱を改善する。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
構成生薬のうち、大棗、小麦(しょうばく)の組み合わせにより精神を安定させる。

苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)、炙甘草湯(しゃかんぞうとう)
構成生薬のうち、大棗、桂枝の組み合わせにより動悸を鎮める。

貯法
備考 第17改正日本薬局方 第一追補で生薬ラテン名および基原表記(属名)に修正があった。(JIZYPHI → JIZIPHI / Zizyphus → Ziziphus)
中国産は河南省の「大灰棗(たいかいそう)」、河北省の「大泡棗(たいほうそう)」が良品とされ、それらが日本に多く流通している。また、果実を食用として賞味する。
[目次]   [処方一覧]   [用語解説]
ページの先頭へ
Copyright © 2010 - 2018 Tokyo Crude Drugs Association all rights reserved.