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新常用和漢薬集

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名称
 第十七改正日本薬局方 収載
カッコン   ( 葛根 )
英名 Pueraria Root 生薬ラテン名 PUERARIAE RADIX
カッコン
生薬名:カッコン
クズ
植物名:クズ
基原 クズPueraria lobata Ohwi(Leguminosae マメ科)の周皮を除いた根。
調製 9 ~ 10月頃に根を掘り取り、コルク皮をはいで縦割りにし(板葛根)、または約5 ~ 8 mm立方のサイコロ形に切って(角葛根)乾燥する。
産地 長野・群馬・新潟・滋賀・愛知県など。中国(四川・湖南・浙江省など)。
性状 通例、一辺約0.5 cmの不正六面体に切断したもの、又は長さ20 ~ 30 cm、幅5 ~ 10 cm、厚さ約 1 cmの板状に縦割りしたもので、外面は淡灰黄色~灰白色を呈する。 横切面には形成層の特殊な発育による同心性の輪層又はその一部が認められる。ルーペ視するとき、師部は淡灰黄色、木部は多数の道管が小点として認められ、放射組織はやや陥没する。縦切面には、繊維性の木部と柔組織とが交互に縦紋を形成する。縦に割れやすく、折面は極めて繊維性である。
においがなく、味は僅かに甘く、後にやや苦い。
成分 イソフラボン誘導体:daidzin、daidzein、puerarin、 puerarinxyloside
その他:methyl palmitate、dimethyl suberate、サポゲニン、デンプン(10~14%)など
選品 換算した生薬の乾燥物に対し、プエラリン2.0%以上を含み、灰白色でデンプンに富んだものが良品とされる。なお、灰褐色でほとんど繊維よりなるものは劣等品とされている。また、色の白いものには晒したものがあり、これはデンプン含量が低く劣等品である。
適応 漢方処方用薬:感冒、項背の凝りを伴う疾患に用いられる。
漢方
処方例

葛根湯(かっこんとう)、升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)
構成生薬のうち、葛根、升麻の組合せで病邪を表に到達(透達)させて、散じ、麻疹の初期で発疹の不十分なものを治療する。

葛根黄連黄芩湯(かっこんおうれんおうごんとう)
構成生薬のうち、葛根、黄連の組合せで清熱・止瀉の効力が顕著になり、熱性病の痢疾を治療する、

貯法 密閉容器
備考 Pueraria thomsonii 由来の粉葛(または甘葛)、P. edulis 由来の食用葛、ザク葛などがあるが、いずれも正品ではない。
民間薬では根から作った葛粉を乳汁不足に、葛の花(葛花)を酒の悪酔いに使用する。
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