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新常用和漢薬集

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名称
 第十七改正日本薬局方 収載
サイシン   ( 細辛 )
英名 Asiasarum Root 生薬ラテン名 ASIASARI RADIX
サイシン
生薬名:サイシン
ウスバサイシン
植物名:ウスバサイシン
基原 ウスバサイシンAsiasarum sieboldii F. Maekawa又はケイリンサイシンAsiasarum heterotropoides F. Maekawa var. mandshuricum F. Maekawa (Aristolochiaceae ウマノスズクサ科)の根及び根茎である。
調製 土用の頃を中心に根を掘り取り、良く土砂を取り除いて水洗、日陰で乾燥する。
産地 中国( 遼寧、吉林、黒竜江、山東)、日本(長野、石川、新潟、山形県)、朝鮮半島
性状 ほぼ円柱形の根茎に多くの細長い根を付けたものである。外面は淡褐色~暗褐色を呈する。根は長さ約15cm、径0.1cm、浅い縦じわがあり、折れやすい。根茎は長さ 2 ~ 4 cm、径 0.2 ~ 0.3 cm、しばしば分枝し、縦じわがある。節間は短く、各節には葉柄や花柄の僅かに残基及び細長い根を数本ずつ付ける。
特異なにおいがあり、味は辛く舌をやや麻痺する。
成分 精油(2 ~ 3%): methyleugenol、asarylketone、pinene、eucarvone、safrol、cineol、1-asarinin、
limonene、2,4,5-trimethoxy-1-allylbenzene、n-pentadecane、elemicin、3,4,5-trimethoxytoluene、2,3,5-trimethoxytoluene、(±)-car-3-en-2-on-5-ol、(±) -ep-oxycaran-2-on-3-ol
phenylpropanoid glycoside:(±)-asarinolA、(±)-asarinol
辛味物質:pellitorine、N-isobutyl-dodecatetraenamide
抗ヒスタミン活性物質:methyleugenol、kakuol、higenamine
選品 白っぽい褐色の細い根で、味が極めて辛く、香りの良いものが良品である。
適応 漢方処方用薬:鎮静、鎮痛、解熱、鎮咳、去痰作用があり、冷え性、胃内停水、咳嗽、胸痛などを改善する薬方に配合される。
漢方
処方例

麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
構成生薬の細辛、附子、麻黄の組み合わせで、咽喉痛を伴う寒気の強い風邪に用いられる。

大黄附子湯(だいおうぶしとう)
構成生薬の細辛、大黄、附子の組み合わせで体を暖めて、便秘を改善する。

立効散(りっこうさん)
構成生薬のうち細辛の鎮痛、麻痺作用を応用してうがいする。

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)
構成生薬のうち細辛、半夏、五味子、乾姜の組み合わせにより熱の無い咳嗽に使用する。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、桂姜草棗黄辛附湯(けいきょうそうそうおうしんぶとう)
構成生薬のうち細辛、桂枝、麻黄の組み合わせにより、熱のある咳嗽に使用する。

清上蠲痛湯(せいじょうけんつうとう)
構成生薬のうち細辛、白朮、独活、羌活、甘草の組み合わせにより、頭痛を改善する。

貯法 密閉容器
備考 土細辛と称する生薬中にはこれらの辛味性不飽和脂肪酸アミドは検出されない。葉(地上部)が混じってはいけない。
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