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この写真は東京薬用植物園で撮影しました。






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■ジュズダマ(イネ科)
水田の畦、用水路や河畔など、水辺を好む多年草です。
この写真は雌花序が開花している状態です。雌花序は壺型の苞鞘(ほうしょう)内部にあり、毛糸のような柱頭を伸ばしています。苞鞘を突き抜けて下垂している部分は未開花の雄花序です。
果実は苞鞘に包まれたまま熟します。暗褐色や灰色に熟したジュズダマでお手玉やネックレスを作ったご記憶のある方もいらっしゃるでしょう。
ハトムギはジュズダマの栽培型です。ジュズダマはハトムギに比較して苞鞘が球形に近く硬いこと、熟したときも上向きであることなどで区別できます。

【生薬名】センコクコン(川穀根)
【薬用部分】根
【用途】鎮痛などに民間薬として利用
【分布】熱帯アジア
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2019/08/13

■ツリガネニンジン(キキョウ科)
平地の川の土手から山地の草原・高層湿原や林縁など、幅広い環境に生育します。
釣鐘状の花冠が細長いものや巾広いもの、花色の濃淡など、個体差があります。
野菜のニンジン(セリ科)ともオタネニンジン(ウコギ科)とも分類上離れた植物ですが、根が肥厚して太くなる様子がオタネニンジンにやや似ているため「ニンジン」の名が付いたと考えられます。
春の芽生えを「トトキ」と称し、山菜として食用にもします。

【別名】トトキ
【生薬名】シャジン(沙参)
【薬用部分】根
【用途】鎮咳・去痰
【分布】日本全国
【植物のある場所】ロックガーデンほか
【撮影日】2019/08/13

■コバギボウシ(ユリ科)
山野の湿地などに生育する多年草です。
同属のオオバギボウシに比べて開花期が遅く盛夏から初秋に咲き、花の色はオオバギボウシよりも濃い紫色になります。
ギボウシ属はAPG III / IV体系ではキジカクシ科とされています。一時期はリュウゼツラン科とする分類が示されていたこともあります。

【分布】本州・四国・九州
【植物のある場所】林地
【撮影日】2019/08/13

■フジバカマ(キク科)
準絶滅危惧(NT)
秋の七草のひとつです。
自生のフジバカマは川の土手などに生育しますが、河川の護岸工事などにより個体数が減少し、準絶滅危惧種となっています。
葉が半乾きのとき「桜もち」に似た芳香を放ちます。衣類の消臭、香り付けなどにも用いられました。

【生薬名】ランソウ(蘭草)
【薬用部分】全草
【用途】民間療法として皮膚のかゆみに浴用剤として用いる。また軽度のむくみ解消に煎用
【成分】トリテルペン、フェニルプロパノイド配糖体など
【原産地】中国原産とされる。日本には関東以西に分布
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2019/08/13

■ミソハギ(ミソハギ科)
日当たりのよい湿地を好んで自生しますが、栽培は普通の土壌でもよく育ちます。ハギの仲間(マメ科)ではありません。
和名は溝萩、または禊萩(みそぎはぎ)に由来するとの説があります。
旧盆の時期に満開となり、仏壇やお墓などに供える花に用いられることから、盆花、精霊花という呼び名があります。
直立した花茎が群れて夏風にそよぐ姿は涼感を覚えます。

【別名】ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)
【生薬名】センクツサイ(千屈菜)
【薬用部分】全草
【用途】民間療法で急性腸炎、下痢止め等に煎じて服用する
【成分】トリテルペン、タンニンなど
【原産地】日本(本州から九州)、朝鮮半島
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2019/08/03

■カンレンボク(ヌマミズキ科)
カンレンボク(ヌマミズキ科) 中国原産の落葉高木です。 夏の暑い盛りに白い球状の花序をつけています。 この植物がつくる「カンプトテシン」は、 DNAのらせんをほどく酵素「DNAトポイソメラーゼI」の働きを止めて、 DNAの複製、 ひいては細胞分裂を阻害する性質を持ちます。 その性質を保ちつつ、 水への溶解性などを改善した誘導体であるイリノテカン等が抗がん剤として実用化されています。 興味深いことに、 カンレンボク自身のDNAトポイソメラーゼIは、 一部のアミノ酸配列が変化してカンプトテシンへの耐性を備えています。 晩秋になると 球状の果序 をつけた姿がみられます。 多くの実をつけることから、 子孫繁栄・喜びの木として別名をキジュ(喜樹)といいます。 【別名】キジュ(喜樹) 【薬用部分】果実、 根 【用途】植物体からカンプトテシンを単離し、 抗がん剤イリノテカンの合成原料とする。 【成分】カンプトテシン、 ベノテルビン 【原産地】中国 【植物のある場所】有用樹木区(ケシ・アサ試験区奥) 【撮影日】2019/07/31


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