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この写真は東京薬用植物園で撮影しました。






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■ツルウメモドキ(ニシキギ科)
山野や河川敷などに広く生育する雌雄異株のつる性木本植物です。
開花期は5-6月ころで、葉腋に淡緑色の目立たない花をつけます。
晩秋に果実が裂開すると、果皮の明黄色と仮種皮の橙赤色とのコントラストが俄然目を引き、実もの花材としても人気があります。

【分布】日本、朝鮮半島、中国北部
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2018/11/04

■サフラン(アヤメ科)
めしべの柱頭を薬用とします。料理の色味と香味付けにも用いられます。
観賞用のクロッカスも同属植物ですが、そちらは薬用にはなりません。
名前の似ているイヌサフランは、有毒植物であり、注意が必要です。

【生薬名】サフラン
【薬用部分】柱頭
【用途】欧州では鎮静、通経薬、日本では冷え性など
【成分】カロチノイド配糖体(クロシン)、精油(サフラナール)など
【原産地】地中海沿岸からインド
【植物のある場所】温室前園路脇、民間薬原料植物区
【撮影日】2018/11/04

新常用和漢薬集「サフラン」

■シマカンギク(キク科)
西日本から中国、アジアにかけて分布し、山地や山麓の日当たりのよい場所に生育する多年草です。
和名は「島寒菊」ですが、むしろ山地に多い植物です。
舌状花・筒状花ともに鮮黄色で、観賞用のキクの原種のひとつと考えられています。
キクとともに、頭花を薬用とします。

【生薬名】キクカ(菊花)
【薬用部分】頭花
【用途】漢方処方用薬:頭痛、眩暈などを呈す疾患(釣藤散、清上蠲痛湯ほか)
【成分】精油(カンフォール)など
【原産地】日本(近畿地方以西)、台湾、中国、朝鮮半島、インド
【植物のある場所】漢方薬原料植物区
【撮影日】2018/10/29

新常用和漢薬集「キクカ」

■サラシナショウマ(キンポウゲ科)
低山、山地や高原の落葉樹林や草原に生育する多年草です。
山地や高原では8月から咲きます。季節とともに開花が山を下り、当園では秋も深まった頃に咲きます。
サラシナとは晒菜の意味で、若葉をゆでて水にさらして食用としたことによるといわれます。

【生薬名】ショウマ(升麻)
【薬用部分】根茎
【用途】漢方処方用薬:発汗作用、解熱作用(升麻葛根湯、辛夷清肺湯ほか)
【成分】シクロアルタン系4環トリテルペン類 等
【分布】北海道、本州、四国、九州
【植物のある場所】漢方薬原料植物区、ロックガーデン、林地
【撮影日】2018/10/29

新常用和漢薬集「ショウマ」

■ラッキョウ(ユリ科)
中国原産で、日本へは平安時代頃にもたらされたと考えられています。
他の野菜の育ちにくい土壌でも生育でき、海岸砂丘などで栽培されています。
新しい分類体系であるAPG III体系では、この仲間(ネギ属)はヒガンバナ科に分類されています。

【生薬名】ガイハク(薤白)
【薬用部分】りん茎
【用途】去痰作用の目的で漢方処方に配剤されることがある
【成分】フラクタンなど
【原産地】中国
【植物のある場所】民間薬原料植物区(あずまや横の樽)
【撮影日】2018/10/29

■リュウノウギク(キク科)
里山にみられるキク属の植物です。乾いた斜面を好み、10月から11月に開花します。
「野菊」と俗称されるキク科植物の中では開花期が遅い方で、この花が咲くと秋の深まりを感じさせます。
和名は、匂いが竜脳(樹木由来の薫香料)に似ているということに由来し、両者は共通する精油成分を含んでいます。

【薬用部分】地上部
【用途】民間療法で冷え性、神経痛、凍傷、浅い切り傷などの治療に浴料とする。
【成分】精油(カンフェン、カンファー、ボルネオール)など
【分布】福島県以西
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2018/10/29


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