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この写真は東京薬用植物園で撮影しました。






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■シマカンギク(キク科)
西日本から中国、アジアにかけて分布し、山地や山麓の日当たりのよい場所に生育する多年草です。「島寒菊」という和名によらず、むしろ山地に多い植物です。
頭花は鮮黄色、小輪多花性で、観賞用のキクの原種のひとつと考えられています。
キクとともに、頭花を薬用とします。

【生薬名】キクカ(菊花)
【薬用部分】頭花
【用途】漢方処方用薬:頭痛、眩暈などを呈す疾患(釣藤散、清上蠲痛湯ほか)
【成分】精油(カンフォール)など
【原産地】日本(近畿地方以西)、台湾、中国、朝鮮半島、インド
【植物のある場所】漢方薬原料植物区
【撮影日】2019/11/02

新常用和漢薬集「キクカ」

■センブリ(リンドウ科)
山野に生育する二年草です。 生育1年目はロゼット状の目立たない姿で越冬し、 2年目の秋に茎を立ち上げて開花します。 植物全体に残留性の苦味をもち、 わが国では室町時代から健胃、 腹痛などの薬用にされてきました。 センブリは朝鮮半島から中国にも分布しますが、 薬用とするのはわが国に限られるようです。 外国植物区の樹下で生育良好なため、 日本を代表する民間薬の基原植物ではありますが、 外国植物区にあります。 開花期間中は、 外国植物区内に立ち入ってご覧いただけます。 【生薬名】センブリ(当薬) 【薬用部分】開花期の全草 【用途】消化不良、 食欲不振に苦味健胃薬、 整腸薬として熱湯中に浸して振り出し、 または煎剤として服用される。 【成分】苦味成分セコイリドイド配糖体(スウェルチアマリンなど)、 キサントン誘導体、 トリテルペンなど 【分布】北海道西南部、 本州、 四国、 九州、 朝鮮半島、 中国大陸 【植物のある場所】外国植物区ほか 【撮影日】2019/11/02 新常用和漢薬集「センブリ」

■ヤマジノギク(キク科)
東海地方以西に分布する野生のヤマジノギクを、大分県農林水産研究指導センターの花き研究所にて、50年以上の年月をかけて品種改良し、園芸化した花です。
10月から12月にかけての切花として関東・関西を中心に全国へ出荷されています。
公益社団法人東京生薬協会が平成27年より大分県杵築市において生薬栽培指導を行っている関係で、展示用として特別に同センターと譲渡契約を結んで植栽しております。

【分布】本州東海地方以西・四国・九州。本種は改良品種。
【植物のある場所】正門から温室へ至る園路
【撮影日】2019/10/26

■ラッキョウ(ユリ科)
中国原産で、日本へは平安時代頃にもたらされたと考えられています。
他の野菜の育ちにくい土壌でも生育でき、海岸砂丘などで栽培されています。
ラッキョウ、ノビル、ニンニクなどのネギ属植物は、最近のAPG III/IV分類体系ではヒガンバナ科ネギ亜科として分類されています。

【生薬名】ガイハク(薤白)
【薬用部分】りん茎
【用途】去痰作用の目的で漢方処方に配剤されることがある
【成分】フラクタンなど
【原産地】中国
【植物のある場所】民間薬原料植物区(あずまや横の樽)
【撮影日】2019/10/26

■リンドウ(リンドウ科)
青いリンドウが咲くと、本格的な秋の深まりを感じます。
花は、晴れた日の日中にのみ開き、夕方や曇天の日は閉じています。

【生薬名】リュウタン(竜胆)
【薬用部分】根および根茎
【用途】漢方処方用薬:尿路疾患(竜胆瀉肝湯ほか) 
    粉末は苦味健胃薬として配合剤の原料
【成分】セコイリドイド配糖体(ゲンチオピクロサイドなど)
【分布】本州、四国、九州
【植物のある場所】ロックガーデン他
【撮影日】2019/10/26

■ミセバヤ(ベンケイソウ科)
絶滅危惧IB類(EN)
例年よりもやや遅く、ロックガーデンで見頃となりました。和名は「見せばや」で「見せたい」という意味の古語にちなみ、花の美しさを表しているといわれます。
自生個体は、小豆島と奈良県の限られた川沿いにのみ分布し、もともとの個体数が少ないことに加え、山野草ブームに乗っての盗掘や工事などよってさらに個体数が減り、絶滅のおそれがあります。

【分布】本州(奈良県)および四国(小豆島)
【植物のある場所】ロックガーデン
【撮影日】2019/10/26


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