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この写真は東京薬用植物園で撮影しました。






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■ムクロジ(ムクロジ科)
わが国の暖地から東南アジアにかけ分布する落葉高木です。日本のものは人為的に植えられて分布が広がった可能性もあります。
葉は偶数羽状複葉で、この時期は黄葉が目立ちます。
果実は晩秋に褐色半透明に熟し、果皮部分にサポニンをふくむことから洗剤、洗髪剤として現在も利用されることがあります。
ムクロジ科は従来の分類体系では小さなグループでしたが、DNAによる分類体系では従来のカエデ科やトチノキ科がムクロジ科に編入され、大きなグループになっています。

【用途】果皮:洗剤、種子:羽根突きの珠、木材:器具材
【成分】果皮:サポニン等
【分布】本州(関東甲信越以西)・四国・九州・東南アジア
【植物のある場所】有用樹木区4C(草星舎付近)
【撮影日】2018/11/23

■ハゼノキ(ウルシ科)
※有毒植物※

暖地における紅葉の代表的な樹種で、幼樹の盆栽や寄せ植えにも人気があります。
果実の中果皮(いわゆる果肉)に油脂分を豊富に含みます。灰褐色に熟す地味な果実ですが、鳥たちはよく知っているようで、当園のハゼノキにはヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、エナガ、ジョウビタキなど多種多様な野鳥が訪れて果実を食べます。
この油脂成分は木蝋と呼ばれ、和ろうそくの製造に用いられてきました。
ウルシと共通の成分をもつため、人によりかぶれる場合があり、有毒植物とされています。

【有毒成分】ウルシオールなど
【分布】本州(関東以西)から沖縄に自生。各地に植栽
【植物のある場所】有毒植物区
【撮影日】2018/11/17

■ヤマジノギク(キク科)
東海地方以西に分布する野生のヤマジノギクを、大分県農林水産研究指導センターの花き研究所にて、50年以上の年月をかけて品種改良し、園芸化した花です。
10月から12月にかけての切花として関東・関西を中心に全国へ出荷されています。
公益社団法人東京生薬協会が平成27年より大分県杵築市において生薬栽培指導を行っている関係で、展示用として特別に同センターと譲渡契約を結んで植栽しております。

【分布】本州東海地方以西・四国・九州。本種は改良品種。
【植物のある場所】正門から温室へ至る園路
【撮影日】2018/11/17

■アワコガネギク(キク科)
準絶滅危惧(NT)
山地の谷間の、やや乾いた崖地を好む多年草です。
京都の菊渓(きくたに)が名所として知られたことからキクタニギクとも呼ばれ、こちらを標準和名の扱いとすることもあります。
わが国での在来の分布は本州と九州の限られた地域でしたが、大陸に分布する系統の種子が、各地で法面緑化用に使用されたことにより遺伝子の撹乱が心配されています。
同時期に咲くシマカンギクによく似ていますが、アワコガネギクのほうが草丈が高く、頭花がかたまって咲く傾向が強いです。

【別名】キクタニギク
【薬用部分】花
【用途】花を漬けた食用油を火傷、切り傷、打撲による外傷に塗布とするほか、入浴剤にも。
【成分】精油(α-ツヨン他)
【分布】日本(東北から関東太平洋側、近畿、九州北部)、朝鮮半島、中国北部
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2018/11/04

■ツルウメモドキ(ニシキギ科)
山野や河川敷などに広く生育する雌雄異株のつる性木本植物です。
開花期は5-6月ころで、葉腋に淡緑色の目立たない花をつけます。
晩秋に果実が裂開すると、果皮の明黄色と仮種皮の橙赤色とのコントラストが俄然目を引き、実もの花材としても人気があります。

【分布】日本、朝鮮半島、中国北部
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2018/11/04

■サフラン(アヤメ科)
めしべの柱頭を薬用とします。料理の色味と香味付けにも用いられます。
観賞用のクロッカスも同属植物ですが、そちらは薬用にはなりません。
名前の似ているイヌサフランは、有毒植物であり、注意が必要です。

【生薬名】サフラン
【薬用部分】柱頭
【用途】欧州では鎮静、通経薬、日本では冷え性など
【成分】カロチノイド配糖体(クロシン)、精油(サフラナール)など
【原産地】地中海沿岸からインド
【植物のある場所】温室前園路脇、民間薬原料植物区
【撮影日】2018/11/04

新常用和漢薬集「サフラン」


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