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この写真は東京薬用植物園で撮影しました。






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■リクチメン(アオイ科)
アオイ科ワタ属(Gossypium)の仲間は古代より利用され、世界各地に伝播、交雑が進んだため、現在の栽培系統の遺伝的なルーツについては未解明の部分もあります。原種に近いワタ属には多年草や木本性の種も知られています。
本種は18世紀頃の北アメリカ大陸で栽培ワタから生じたと推定される、1年草のワタです。現在世界で最も多く栽培されるワタの系統となっています。
綿製品として医療用のガーゼ、脱脂綿等が平成17年まで日本薬局方に収載されていました。現在は医療機器の扱いとなっていますが、そのような経緯により薬用植物として栽培しています。

【植物のある場所】ふれあいガーデン
【撮影日】2018/09/08

■オナモミ(キク科)
絶滅危惧II類(VU) 「ひっつき虫」の代表格で、 子供の頃に遊んだ記憶のある方も多いことでしょう。 それが絶滅危惧植物というのは意外に思われるかもしれません。 近現代に日本へ帰化した同属のオオオナモミおよびイガオナモミとの競合、 自生地の宅地化等のため減少が著しく、 環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類、 東京都区部および北多摩では絶滅状態と推定されています。 果実のように見える「ひっつき虫」は、 真の果実を含む果包とよばれる部位であり、 偽果の一種です。 本種の果包はオオオナモミより小型で細毛が多く、 オオオナモミほど密集せずやや疎らに結実します。 雌雄異花であり、 写真上方の粒状のものは雄花序です。 【生薬名】ソウジシ(蒼耳子) 【薬用部分】果実(偽果) 【用途】漢方処方用薬:解熱・発汗・鎮静(蒼耳散ほか) 【成分】脂肪油(リノール酸等) 【原産地】アジア大陸。 日本には古い時代に帰化。 【植物のある場所】漢方薬原料植物区 【撮影日】2018/09/08

■タチフウロ(フウロソウ科)
山地や高原の草地に自生する多年草です。イネ科などの背の高い草の間に生えると1メートル近くまで立ち上がりますが、周囲に寄りかかるものがないと横に這うこともあります。
花は同じフウロソウ科のゲンノショウコよりも大きく、花弁の付け根から中ほどにかけて、濃紅色の条(すじ)が入りアクセントを添えています。

【分布】本州・四国・九州
【植物のある場所】ロックガーデン
【撮影日】2018/08/30

■トウガン(ウリ科)
夏から秋の食材として親しまれるトウガンは、種子を薬用とします。
雌雄同株異花(雄花と雌花が同じ株に咲く)の一年草で、写真は雄花です。
雄花のほうが数が多く、結実しないため「冬瓜の花は咲いても百に一つ」等々、無駄の多い例えにされますが、本種のみならずウリ科は概ね同じような傾向といえます。

【生薬名】トウガシ(冬瓜子)
【薬用部分】種子
【用途】漢方処方用薬:消炎・鎮咳・去痰・排膿作用(大黄牡丹皮湯)
【成分】アルカロイド(トリゴネリン)、脂質、タンパク質など
【原産地】インド
【植物のある場所】漢方薬原料植物区
【撮影日】2018/08/30

■オトコエシ(オミナエシ科)
漢字では「男郎花」と書かれます。オミナエシと同属の植物で、生薬名も同じです。
花色にオミナエシほどの華やかさがなく、茎は太くがっちりしているので、オトコと名付けられたようです。近郊の丘陵などで、オミナエシよりも多くみられます。
果実に翼のあるところもオミナエシとの相違点です。
オミナエシ科は、DNAに基づく分類体系ではスイカズラ科へ統合されたため、スイカズラ科と記載されている書籍・文献もあります。

【生薬名】ハイショウコン(敗醤根)
【薬用部分】根
【用途】漢方処方用薬:消炎、利尿、排膿作用(薏苡附子敗醤散ほか)
【成分】モノテルペン(イリドイド)配糖体など
【原産地】日本、朝鮮半島、中国
【植物のある場所】温室裏
【撮影日】2018/08/30

■ミズアオイ(ミズアオイ科)
準絶滅危惧(NT)

涼味のある青紫色の一日花を開く、水生の一年草です。
かつては水田雑草として普通にみられましたが、水路の護岸工事や除草剤などの影響で個体数が減少したと考えられます。
古来「なぎ」(水葱、菜葱)と称され、本種が詠まれた万葉集の歌の内容から、葉を食用としていたことがわかります。

【分布】北海道から九州
【植物のある場所】温室裏
【撮影日】2018/08/30


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